【日曜・午後・人物クラス】
日曜午後人物クラスで、前回8月27日から9月17日までのヌードモデルポーズではじめて油彩画にチャレンジされた方が2名いました。宇根さんと南家さんです。
アトリエに入って1年経っていない新人さんです。
今回お二人の描かれた作品がはじめてとは思えない素敵な出来栄えでした!
そこで、はじめての油彩画と題して突撃インタビューさせていただきました!
左:宇根さん 右:南家さん
Q1.今回油彩画を描こうと思ったきっかけは何でしたか?
宇根さん:昔から美術館で絵を観るのが好きで、そこで目にする名画のほとんどが油彩画で描かれていて、
そんな巨匠たちの描き方を知りたいと思っていました。
ここアトリエ・エビスに入って基礎となる人物デッサンを続ける中でその思いが強くなり、今回ついに油彩画に挑戦しました。
南家さん:僕も今年の5月フランスを訪れた時にルーブル美術館やオルセー美術館で沢山の名画を目にして「すごい!」と思ったのがきっかけでした。ああいう風に描いてみたいと思って。
Q2.油彩のどういったところが面白く感じましたか?また難しく感じましたか?
宇根さん:絵具をスーと延ばせるところが面白かったです。
水彩やアクリル絵具みたいに直ぐに乾かないし、
ガッシュのように硬くなく、艶があってキャンバスに馴染んでいく感触が楽しかったです。
同時にその延びる感じが滑るように、時に定着していないように感じることもあり、絵具のコントロールに難しさを感じました。
南家さん:鉛筆デッサンや水彩では味わえなかった段階的に重層的に絵具を重ねていくという特性に面白味を感じました。
そこがまた難しく感じたところだったのですが、特に人物の肌の微妙な色合いを作るのに苦戦しました。
青っぽい部分に直接青をのせると強くなりすぎるし、混色の加減が中々想像しづらかったです。
Q3.今回の作品で特にこだわった所はありますか?
宇根さん:モデルさんの顔の特徴をしっかり描き出したいと思って、最初のデッサンのアタリの時から注意深く目鼻、口の形の描写にこだわりました。
あと陰影を捉えて顔の凹凸の感じは出せたかと思います。時間があればもっと肌の色味を出したかったです。
南家さん:友清先生と相談して、最初にクールベの自画像の様な、背景が暗くて明暗のハッキリした雰囲気の絵を目指しました。
今改めてみるともっと背景暗くしてもよかったかなと思います。
Q4.次回はどんな作品を描いてみたいですか?
宇根さん:これからも人物を描きながら油彩画の色んな技法を学んでいきたいと思っていますが、
次回は印象派のような軽さのある柔らかい雰囲気の絵を描いてみたいです。
南家さん:先程の回答の繰り返しになりますが(笑)、もっと明暗のハッキリとした、コントラストの強い絵を描きたいです!
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お二人ともインタビューありがとうございました!
次回作も楽しみにしております!!