4月、新学期ということで今日から私の助手としてディエゴ君に人物クラスに来てもらうことになりました。
ディエゴ君は恐らくイケメンであったことを伺わせる整った頭蓋骨と7頭身という均整のとれたプロポーションを持つ骨格標本です。
ガイコツではありますが、1/2サイズであるため何も怖いことなどありません。
これからエビスの会員さんの人物デッサンの助けとなるべく一皮ぬいでくれます。
骨格標本がいかに人物デッサンの助けとなるか?医学的な人体解剖まで把握する必要はなく、
人物デッサンにおいては骨、筋肉が特に重要となります。人物の表面の凹凸や色だけでなく、
骨や筋肉に対する理解を深めることでデッサンにさらなる生命感を宿すことができます。
身体の小さいディエゴ君は肩甲骨や首が動かなかったり、手足の指が硬直していたりと不自然なところもありますが、
手足の旋回の様子、各部比率の把握など頼りになってくれます。
皆さん、なるべく綺麗な手でどんどん触って下さい。感覚的に人体の骨への理解を深めましょう。
私もこれからディエゴ君と一緒に人体デッサンに役立つワンポイントレクチャーをやっていきます。
講師、助手共々どうぞよろしくお願いします。