【サムホール展】桜植樹レポート 2016
さくら並木ネットワーク とは…
東日本大震災の津波最高到達地点に桜の樹を植樹することによって、津波を風化
さ せないこと、そして大津波の際に避難の目安となって地域住民を守る存在となる
こ とを目的としています。詳しくはこちらからどうぞ。
昨年の植樹レポートはこちらをご覧ください。
今年は、3月27日(日)にオーナー佐藤とアトリエスタッフ3名で仙台市荒浜地区へ昨
年の寄付金による桜の植樹と桜の成木、石碑のお披露目式へ参加して参りました。
場所は、宮城県仙台市荒井東災害復興住宅
仙台駅から昨年末に開通した地下鉄に乗って15分のところにある荒井駅。
そこから徒歩5分 程のところにあります。
建設中の住宅もたくさん見られ、これから発展していくこの地域には、
福島など他の被災地域から移転された方や、地下鉄が開通したことにより移住してきた方など
様々な背景をもった人たちが集まっています。
またこの住宅は仙台平野の中で最も被害が大きかった荒浜地区から車で3分ほどの所にあります。
荒浜地区では約5メートルの防潮堤と幅50~数百メートルの松林を備えていましたが、
震災時の 津波はその3倍の10メートルを超えていたそうです。
住民が多く非難した荒浜小学 校も近くにあります。
小学校は他校と統合されるため2016年3月31日をもって閉校 となりました。
植樹は雲一つない快晴の中、住宅の集会所がある中央の広場で行われました。
自治会長さん、さくら並木ネットワークの代表の細沼さんが今回の植樹の経緯をお話しになり
オーナー佐藤がアトリエ・エビスの会員さんのご協力についてお話しました。
そして石碑の御披露目です。文章は住宅にお住いの方が考えられました。
「人びとの 心が和む 集いの桜」です。
これから人が集まってくる地域にぴったりの言葉ですね!
除幕は皆で行いました!
『アートの力でできること』という、サムホール展のテーマとアトリエ・エビスの名前も刻んでいただきました。
お披露目の後、指導を受けて住民の皆さんとシャベルで土を堀り、
桜の苗木を植えます。
全部で17本の苗木がありましたが、住民の皆さんのご協力がありスムーズに終了しました。
植樹をした後支えを添えて完成です!
最後に集合写真をパシャリ☆
お昼は、住民の方とボランティアの方が、お餅をつき、
豚汁をふるまって下さいました。スタッフも餅つきに挑戦しました!
この成木は今年から花を咲かせるということで住民の皆さんも
花が咲くのを楽しみだとおっしゃっていました!
石碑の言葉通り、これから栄えて行く地区の人々をつなぐ桜に
なって行ければいいなと思い ました。
そして本年で9回目を数えるサムホール展が本日4/2~4/10まで
開催されています。展示作品は全て購入可能です。
売上金の一部は、こちらのさくら並木ネットワークに寄付されます。
楽しく描いて、買って、東北を応援していきましょう!
アトリエ・エビス 今までの震災復興支援活動報告はこちら