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絵画教室アトリエ・エビスのブログです。

Archive for the ‘アトリエスタッフ’ Category

【サムホール展】桜植樹レポート2019

2019.03.23

さくら並木ネットワークとは…

東日本大震災の津波最高到達地点に桜の樹を植樹することによって、津波を風化させないこと、そして大津波の際に避難の目安となって地域住民を守る存在となることを目的としています。詳しくはこちらからどうぞ。

昨年の植樹レポートはこちらをご覧ください。

 2019年3月10日(日)、宮城県石巻市大川地区針岡間垣さくら広場にて開催された桜の植樹会に参加しました。震災前は住宅地でしたが津波の被害がひどく、現在は広場となっている場所です。

また付近には、津波が遡上した北上川が児童、教師を襲い、84名が犠牲になった大川小学校があります。震災当時と変わらない状態で校舎が現存し、震災前の様子が分かるようパネルが設置され、震災遺構として残っています。校舎内部は安全面から入ることは出来ませんが、校舎を見れば、津波の猛威が一目瞭然でした。

 

 

植樹地点と大川小学校(赤点)    

 

 

 

 

 

 

 

さくら広場の様子

 

 植樹会前日にさくら広場に訪れ、さくら並木ネットワークの方々や、毎回植樹会にてお世話になっている現地コーディネーターの吉武信幸さんが黙々と下準備をされているのを拝見させて頂きました。

そこでは植樹会当日に向けて、苗木には鹿に食べられないよう筒状にシートを巻き、保護をし、苗を埋める場所には穴を掘り、杭をさして準備をされていました。

こうした下準備がこのプロジェクトを支えているのだと植樹会を終えた今、実感しました。

 

 

 

 

 

桜並木ネットワークの方々

 

 

植樹会当日には170名ほどの方々が参加され、計101本の桜の木を植樹しました。

植樹記念碑にはサムホール展のテーマである「アートの力で できること」が刻まれていました。

サムホール展の寄付金から今回メインとなる成木が5本寄付されております。


 

 

 

 

今回は、オーナー、表参道校の近藤講師、スタッフ2名で植樹会に参加しました。
今後は、植樹記念碑に書かれた「間垣の地を見守る 慰霊桜」として桜がほころび、人々の笑顔溢れる桜公園になって欲しいと現地の方は仰っています。

植樹会終わりには地元の方から、牡蠣としうり貝(ムール貝)を振舞って頂き、アトリエからはおにぎりを提供致しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に記念写真を撮影しました。さくら並木ネットワークの皆様、ありがとうございました。

 

 

【サムホール展】寄付先訪問記

2018.04.06

アトリエ・エビスグループの会員の皆さま、毎年サムホール展へご出品、またチャリティーにご賛同いただき誠にありがとうございます。

 

毎年東北の被災地を訪問しておりますが、今年も寄付先を訪問致しましたので以下ご報告させて頂きます。

 

◆こころスマイルプロジェクト


↑代表の志村知穂さんと。広い視野を持って見つめ続ける、エネルギッシュな方です!

 

今回新たな寄付先となる「こころスマイル」。石巻平野の西端に位置する丘の上にコンテナハウスと自作の遊具のある広場からなる施設に、アトリエにあるアクリル絵具やスケッチブックをお土産に持って行きました。
 代表の志村知穂さんは震災時仙台在住。ご自分で会社をやっておられましたが、石巻に親戚が多かった関係で、震災後は学校給食の炊き出し等々救援に奔走されたとの事です。その後会社をたたみ、公的支援の枠からこぼれてしまったり、ケアが行き届かず心に深く傷を負った子供たちやその親の心のケアを続けておられます。当初はご自分の私財をつぎ込んでいましたが、今では複数の団体からの私的支援に支えられています。


桜並木ネットワークさんが植えた桜と自作の遊具、後ろがコンテナハウス。

 

ここの特徴は、アートセラピーをケアの手段の一つにしている事です。子供や親が、または一緒に自由に絵を描く事で言葉では表せない気持ちを吐き出して心の整理がつく事が多々あるとの事でした。


↑アートセラピーで描かれた絵、いろいろな心の表出になっています。

 

被災当時幼かった子供達も中学、高校へ進み心配は縮小するかのようにみえますが、むしろ時を経て深く傷ついていく子もいます。そういう子供たちにとって、「こころスマイル」はずっと第2の家として、運営されていくよう支援していきたいと思っています。

 


↑日和見公園からの眺め。
2011年に訪問した時とあまり変化がありません。

 

◆桜並木ネットワーク 甫嶺地区桜植樹

甫嶺(ほれい)駅は大船渡から海岸線を北上する南リアス線の4つ目にあたる無人駅です。太平洋に向かって開いている越喜来(おきらい)湾の中にあり、例にもれず大きな津波に襲われました。リアス線は大きな被害を受けましたが、村を守った駅と海岸の間の田圃はすっかり土砂に覆われ、今では海岸線に大きな堤防も建設されたので使われなくなってしまいました。その土地を花で埋め尽くして沿線を花いっぱいにする運動が立ち上がり、今回はその一環として桜並木ネットワークさんが桜を植えるお手伝いをし、その植樹に参りました。

 


「アトリエ・エビスサムホール展」からは成木3本、苗木20本を贈りました。村の方々と一緒に植えました。元は田圃だった土地ですが、津波で石がごろごろ層になっていて穴を掘るのは容易ではありませんでした。

 

 


記念碑の除幕式。中央大船渡市長戸田公明さん。右から2人目桜並木ネットワークの吉武さん、右から3人目甫嶺村自治会長の及川さん。

 

記念碑の除幕式には大船渡市長さんも駆けつけて下さいました。市長さんは震災前の1月に就任し、まさに復興のために市長になった方で、いろいろな苦労話をお聞きしました。震災から7年が経ち、物の復興はかなり目途が立ったが今後は過疎や若者の流出などとの戦いだとおっしゃっておいででした。

 
石碑の文言は村の方が考えたとのことで、願いがこもっていました。

その後、村の方のご厚意でおいしいバーベキューをいただきながら、震災当時のお話や復興の状況などをお聞きする事が出来ました。

↑バーベキューで村の方と交流しました。この方は唯一村人たちが全員助かった有名な吉浜(甫嶺の北)のご出身でした。村長さんが絶対海側に家を建てさせなかったそうです。チリ地震津波も経験。その時ほとんど自力の復興だったそうです。今回の震災ではたくさんのボランティアに助けられたんと大変感謝しておられました。


最後になりましたが、遠く離れた東京から少しでも被災地に関わりが持てるのは、地道に活動を続けているさくら並木プロジェクトの吉武さんの努力のおかげです、いつもありがとうございます!

いよいよ4月8日(日)より第11回サムホール展が開催されます!

皆様のお越しをお待ちしております!

(会員の方は4/7 13時~ご観覧頂けます)

 

2011年以降皆さまからお預かりした寄付金を毎年積み重ね、総額は9,557,625円にも達しております。本当にありがとうございます。

 

気になる!展覧会情報@東京ステーションギャラリー

2016.02.03

展覧会情報
ジョルジョ・モランディ展』@東京ステーションギャラリー
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日本では17年ぶりとなるモランディの個展がステーションギャラリーにて開催予定です。
”孤高の画家”と呼ばれるモランディはどこの派閥にも属さず、
生涯をボローニャのアトリエで制作を続けました。
今回の展覧会では「終わりなき変奏」というサブタイトルがついています。
モランディの作品には同一のモチーフが現れることがあります。
そのモチーフたちを組みを替え、色調や構図を変化させつつ様々な作品を制作していきました。
今回はそんなバリエーションに富んだ手法に焦点を当てた展覧会構成となっているそうです。
展覧会に訪れた際には、やすらぎを感じる作品を存分にお楽しみください。

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■東京ステーションギャラリー
【会 期】2016年2月20日(土)―4月10日(日)
      ※月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)
【開館時間】10:00 - 18:00 ※入館は閉館30分前まで ※金曜日のみ20時まで開館 
【住 所】〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
【電話番号】03-3212-2485

おすすめ展覧会情報@東京都美術館

2016.01.12

展覧会情報『ボッティチェリ展』@東京都美術館

ボッティチェリ


-展覧会紹介-
ボッティチェリは、優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた画家です。
日伊国交樹立150周年記念として開催されることとなったこの展覧会は、
ボッティチェリの画業を一望することのできる大回顧展です。
今回の展示では、初期から晩年までの宗教画・神話画・肖像画が展示されているそうです。
また、ボッティチェリの師匠である、フィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピらの
作品も併せて展示されており、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜を
辿るような展示となっているとのこと…
ボッティチェリの作品は多くが板に描かれており、とても繊細な作品のため、
作品がまとまって来日することはこれまで難しかったそう。
この機会に是非、ボッティチェリの作品世界を存分に堪能してください!


-誠さんコメント-
イタリアルネッサンスの画家として、そして「ビーナスの誕生」の作者として誰でも知っている巨匠ですが、
多くの絵が板絵であったり壁画であったりして、日本で見る機会は限られていました。
今回は数は多くはありませんが、質の高い絵を十点近く見る事の出来る機会です。
作家の工房の作品も多いですが、それがルネサンス期の工房システムを理解する機会にもなり、それも悪くはありません。
またボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピの絵も見る事が出来ます。
この作家は日本ではそれ程有名ではありませんが、ウフィツィ美術館では一室を彼に充てる程の技量の作家です。
師弟同時に紹介するのは好企画と思いますが、彼の一級品が来ていないのが残念です。
イタリアまで行く事の出来る方はそちらで質・量ともに洪水の様に見る事が出来ますが、
そうでない方には是非お勧めしたい展示です。

【誠3オススメ度】
美術入門者      ★★★★☆  ルネサンスの巨匠の優品を日本で見られる稀有な機会です
コアな美術愛好者  ★★★★★  イタリアまでは行けませんという方にはマストです
               ★★☆☆☆  イタリアまで行こうという方には予習という位置づけです
人物クラスの方    ★★★★★  ほぼ全て質の高い人物画です

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東京都美術館
【住所】 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
【TEL/FAX】 TEL 03-3823-6921(代表)/ FAX 03-3823-6920
【開館時間】 9時30分~17時30分
【会期】2016年4月3日(日)まで
【休館日】月曜日、3月22日(火) ※ただし、3月21日(月・休)、28日(月)は開室
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 絵画教室アト リエ・エビス 
初心者からベテランまで。
静物・人物・クロッキー・ジュニアクラス。
明るくのびのび描けるアトリエ。
住 所:東京都渋谷区恵比寿南1-13-10 ピオスコート1F
tel.fax: 03-3719-4920 
mail: info@atebis.com

【姉妹校】
絵画教室アトリエ・オモ3
ちょっとオシャレでプレミアムなスクール。
日本画・静物(油彩・水彩・デッサン)クラス。
〒150-0001
東 京都渋谷区神宮前5丁目6-13ヴァイス表参道3-A
tel:03-6311-023

気になる!展覧会情報@国立東京博物館

2015.12.30
展覧会情報 『 博物館に初もうで 』

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1/2(土)から開催!東京国立博物館の新年恒例企画「博物館に初もうで」です。
「冨嶽三十六景・凱風快晴」や国宝「松林図屛風」など名品の新春特別公開や、
干支の申にまつわる作品などが展示され、お正月らしいラインナップだそうです。
和太鼓や獅子舞など新春イベントも開催!
新年からアートを思いっきり楽しめそうですね♪
※ 展示場所:本館、本館 – 特別1室・特別2室
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■ 東京都美術館
【会期】2016年1月2日(土)~1月31日(日)まで
【住所】〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
     東京国立博物館内 (本館、本館 – 特別1室・特別2室)
【電話番号】03-3822-1111 [ 代表 ]
【開館時間】9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】月曜日

おすすめ展覧会情報@森美術館

2015.12.29
展覧会情報 『 村上隆の五百羅漢図展 』

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-展覧会紹介-
村上隆の大規模な個展が日本で開催されるのは、なんと14年ぶり。
現在、彼は世界的に高い評価を受けており、
ロサンゼルス現代美術館やヴェルサイユ宮殿、ガゴシアンギャラリーなどでも展覧会を開催しています。
今回の展覧会では、日本初公開の東日本大震災を機に仕上げられた高さ3メートル、
全長100メートルに及ぶ《五百羅漢図》をはじめ最新の大型の彫刻作品や絵画作品なども含めた展覧会構成となっています。
この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

-誠さんコメント-
村上隆と言えば一般にはアニメキャラで有名ですが、
実は芸大の日本画科出身で博士号までもっている芸術論に関しての理論家です。
今回の五百羅漢図はその彼の日本美術に関する知識や感性を総動員し、
さらに彼の主宰するカイカイキキという工房(というよりは工場)の力を結集した大規模かつ緻密な作品です。
半導体工業を思わせる精密な画面の仕上がりには一種の畏敬を覚えます。
この作家をよく知らない方、好きになれない方、全ての方に是非ご覧いただきたい展示です。
日本美術への入り口にもなるかもしれません。
-誠3オススメ度-
美術入門者      ★★★☆☆  あっけにとられます
コアな美術愛好家 ★★★★★  マストです
日本美術愛好家  ★★★★☆  中身は日本画ですがこういう表現方法もあります
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■森美術館
【会期】2015年10月31日(土)~2016年3月6日(日)まで
     ※会期中無休
【住所】東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
【開館時間】10:00~22:00
―――――――――――――――
★ 関連企画
会期:2016年1月30日(土)~4月3日(日)
村上隆が蒐集した、国内外の現代美術、アジアの骨董やヨーロッパのアンティーク、
現代陶芸や民俗資料などの展覧会となっております。

体験レッスンのお申込みはこちら

2013.05.30

体験レッスンへのお申込の方は下記5点を明記の上、info@atebis.comまでメールをお送りくださいませ。
尚、お電話(03-3719-4920)でも受け付けております。


①お名前(フルネーム)
②携帯電話の番号
③ご希望コース(静物・人物・ジュニア/プチジュニア)
④ご希望日
⑤ご希望時間(午前・午後・夜間)※下記参照

★静物コース時間表


静物コース時間表

★人物コース時間表
人物コース時間表

★ジュニア・プチジュニアコース時間表
ジュニア時間表

メールを頂きましたら、担当者が折り返し詳細についてご返信いたします。
混雑状況により他クラスをご案内する場合がございますので、必ず返信メールをご覧下さい。
※2,3日経っても返信がこない場合はお手数ですが03-3719-4920までお電話くださいませ。

★体験レッスン当日について★
持ち物…手ぶらでいらしてください。画材はアトリエで用意しております。
      「鉛筆」「パステル」「色鉛筆」からお選び頂けます。

体験レッスン料…1,000円
モチーフ…静物コースは赤いリンゴ、人物コースは実際にモデルさんを描きます。
      
ご入会後は好きなモチーフを描いていただけます。

その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

講師が丁寧に指導しますので、初めての方も安心して描き進めていただけます!
初心者の方も大歓迎!講師・スタッフ一同、お申込お待ちしております♪

 絵画教室アト リエ・エビス 
初心者からベテランまで。
静物・人物・クロッキー・ジュニアクラス。
明るくのびのび描けるアトリエ。
住 所:東京都渋谷区恵比寿南1-13-10 ピオスコート1F
tel.fax: 03-3719-4920      
mail: info@atebis.com

【姉妹校】
絵画教室アトリエ・オモ3
ちょっとオシャレでプレミアムなスクール。
日本画・静物(油彩・水彩・デッサン)クラス。
〒150-0001
東 京都渋谷区神宮前5丁目6-13ヴァイス表参道3-A
tel:03-6311-0230


スタッフ江頭路子さんの展示会

2010.09.07
 アトリエ・スタッフの江頭路子さんが今週末からグループ展をします!

展示会タイトル:「私の庭」

小さな私の庭。花が咲き乱れ、蝶や虫が忙しく動き回る。

大きな私の庭。木が生い茂り、鳥が巣をつくる庭。

朝の庭で遅い朝食をとったり、
夜には灯りをともして友と語りあったり。
 こんな庭があったら、どんなに心豊かだろうと思います。


また「わたしの庭」とはよく知った土地やテリトリーのこともいいます。

人と庭の風景。そんな「わたしの庭」を描きます。

作家:
あずみ虫、江頭路子、小澤真弓、三溝美知子
蓑島恵美、南トトコ

〔会期〕9月7日(火)~ 9月12日(日)
〔時間〕12:00~19:00(最終日17:00まで)
    オープニング・パーティー9月7日(火)18:00~20:00
〔場所〕港区北青山2-12-20#101 
    03-3746-4670
〔詳細〕Gallery Dazzle